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一年

去年の今日、さくらは我が家にやってきた。日頃から(毎日の様に)妹は、「今日、通った所の○○犬は、水溜りで遊んでいた」とか、「朝早く、チェーンを付けたまま、『しめしめ』という顔をして、自主散歩してた」等、その日、出会ったワンの話ばかりしていた。勝手に近所のワンに名前を付けて呼んでいたり。
その日、昼過ぎに帰ってきて、「今日は、ボーナスも出たし、ペットショップに犬を見に行こう!」と言うので、「え~、天気も悪いし、ヤダよ~」と返事をしたのだが、この方、言い出したらかなりうるさい。「行こう、行こう」と連呼するので、「行くだけだからね!」と念を押し、渋々出掛ける。
遠かった一件目は、動物臭とフードの臭いが酷く、そそくさと出る、「じゃ、帰ろう」と言うと、「まだ、行きたい所がある」と、既に目をつけている様子。(実際、ペットショップや、ブリーダーの場所をよく話していた)仕方なく、二件目へ。
一件目と違い、気になる臭いが少なく、「見るだけなら・・・」と思ったのが運の尽き。色んな犬種(ダックス・柴・紀州犬等)が、鳴いたり吠えたり眠っていたり。「可愛いねぇ~」と話して。私の中では、「飼うなら賢いラブか、番犬になる黒柴のメス」と思っていた。実際、飼う気は全くなかった。と言うのも、長い時間、家に居るのは私だけで、必然的に世話は私がしなければならない為だ。でも、一件目も二件目もラブはおらず、ゴールデンがいた。「紀州犬って、珍しいけど、オスしかいないんだねぇ」と、何故だか、飼う気になってしまっている・・・。そこに妹が、「ゴールデンが起きて、私たちをジ~っと見て、視線を離さないよ~!」と言う。確かに、見ている。それも私・・・。とても大人しく、動きもゆったりしている。でも、ゴールデンは毛足が長しいし、番犬向きではないし。と、説明書をよく見てみると、約3ヶ月経っている。コロコロと可愛い時期は過ぎ、細っこい犬。「私達が飼ってあげないと、この犬は売れ残ってどうなるか分からない!」と、勝手な思い込みをしている妹に、「そんな事無いって」と、言えない私がいた。ん~ん~と考え、店内を回ってみる事にした。数回周り、戻ってみると、まだ見ている。母に電話を掛け、「いいかな・・・?」と言うと、「え、ゴールデン?デカいよね。あなた達が世話するなら・・・」と、言われる。お店の人に、「抱いてみます?」と言われるが、そんな事を言われたら、妹が離す訳が無い。「では、お願いします・・・」と、飼う決断をする。「シャンプーしますね」と言われ、その間、必要な物を買い、会計をし、妹が抱いて帰る。
家に帰り、ケージを組み立て、中に入れても、鳴く事もなく、疲れたのか、トイレをして寝てしまう。「夜鳴きの時期は過ぎていますから」と言われたのだが、半信半疑で夜を迎えると、全く鳴かない。「いい子だね~」と思ったのも束の間、トイレトレーニングのやり方が分からず、10日位、トイレで悩まされる。それから、ピアノを最初に聞いた時は、動物虐待でもしたかのような鳴き声をあげ、途方にくれる。(それまで、吠え声、鳴き声を聞いた事が無かった)

これが、去年の今日の話。さくらが我が家の一員となった日。一年_d0019079_14525433.jpg

今日のさくら。
あみぐるみの取り合いをし、「もっとやろ~!」とお座り。
by imoan12 | 2005-07-19 15:04 | さくら

掃除に明け暮れる日々。毛よ、そんなに落ちるな!


by imoan12